2020年07月26日
WA ニューエージェントガンブラックversionは実銃を再現できているのか? 外観レビュー
マハトマです。
実は今回、初めて新品のWA製品を新品購入しました。中古はもう2桁買ってるんですけどね...
コルトニューエージェントのガンブラックバージョンです。

ニューエージェントの存在は、先日までWAで販売されていたリアルスチールバージョンで知りました。
コンシールドキャリー向けサブコンパクトとしてコルトが売り出したという銃ですが、今どきのキャリーピストルにあるまじき非ポリマーの本体や、サイズに見合わない45という大口径(9mmモデルもあります)、また衣服への引っ掛かりをなくすための前後サイト排除など、コルトの
発売されていたのは全体を磨きこんだ表面仕上げが特徴のリアルスチールバージョン...
実銃は凹面がつや消し、凸面がツヤありというコントラストが美しい表面仕上げだったため、全身テカテカなのは許容できず諦めたわけです。
しかし、現在ラインナップにあるガンブラックバージョン。
こちらはかなり実銃に近いツヤ面とマット面を上手く表現していて、画像で見る限り実銃に瓜二つ。
さらに運悪くちょうど仲間内でキャリーガンが流行っていたためその手の銃が欲しかったというのもあり...
ついにガンネット直販購入を決意してしまいました。
注文は着払い。
WAで扱う鉄砲は大概高額なせいかわかりませんが、送料手数料全てサービスです。
普通の通販で買うと着払い手数料は当たり前なのでそこだけは良心的ですね。そもそもの値段が高すぎなんで焼け石に水感はあります。
諸々込で41800円なり。
こんな高いピストル買ったのは初めてです。
こちらが現物。

この個体はグリップを実銃用ホーググリップに変更しています。
また若干使い込んでいるので傷や表面の荒れが見られますが、開封時はもっときれいでした。
といっても1~2週間プリンキングに使っただけですし、使用ごとにオイルで掃除してたのでその割には汚れるの早い感じはします。
表面のまだら模様はその手入れ時のオイルが滲んでる感じですね。

ぱっと見る限りには相当いい出来してます。
3ホールトリガーにディフェンダー系グリップセイフティ、エッグホールハンマーにトレンチサイトなど基本はきっちり実銃になぞっています。
細かいところですがフレーム左側面にはコルトらしいシリアルがしっかり再現されてます。
重量も実銃よりほんの少し重いくらいでほぼ同じなのもすごい。
あとスライドストップがスモールノッチなのもとてもいいです。A1系統もいい加減スモールタイプの型に変えてほしいんですけどね...
ただまあ、掘り下げるとやっぱり弱点はありまして...
っていうか実銃と比べちゃうとやっぱ相違点だらけです。
ということで今回は見つけた限りの実銃との違いを述べていきます。
買っててまだ気づいてない方は見ない方がいいですよ。ほんとに。
まず1番気になったアウターバレル。

こちらは実銃画像ですが、ニューエージェント(ディフェンダーもそうですが)はこのように上側が大きくえぐられたような非コーンアウターバレルが特徴なのですが、waは作ってくれませんでした。

まあここ再現するとなるとはちゃめちゃに価格上がりそうなんでまあしょうがないですかね。ただそもそも実銃はコーンですらないので正直言うと死ぬほど気になるよ。彫り薄くでもいいからそれらしい感じにして欲しかった。
お次は刻印。

フォントも文字列もまったく問題なさそうに見えますが、
スライド端と文字との兼ね合いに注目。


実銃よりもやや小さく見えるのがおわかりでしょうか。
そうです。
多分実銃より小さいです。
というかスライド自体、ちょっと長くないですかね?
目の錯覚?
刻印が小さく見えるのもスライド自体が長いせいな可能性があります。
Tikiもそうですが、実銃より若干長く作りたがりますよねwa。
スライドの話が出たんでついでに知らずに買ってめっちゃ愕然としたここ。

なんでリーフカット入れたん?
届く直前まで全く気づきませんでしたが、オーソドックスなニューエージェントと違ってリーフカットがあるタイプのスライドを再現してます。

買った時まではストレートだと思ってたんでめっちゃショックでした。
だってリアルスチールはストレートなんですもの。
そもそも実銃ニューエージェントで検索かけるとほぼストレートタイプのスライドが出てくるので、カットが入っているのはレアケースというか、めったに見ないんですよね。
有り無しの差がモデル違いなのか年代違いなのかすらわからないので考証のしようもありません。


んでこのリーフカットが似てないんだよね全然。
角度がもっと急っていうか、やっぱりスライドが長いせい?でバランスが悪い感じのカットになってる気がします。余計なことすんな。
ついでですがセレーションの本数と深さも違いますね。
実銃の方が細かく、深く見えます。ていうか実際そうでしょう。
ということで、これがざっとみてわかってしまったwaニューエージェントの相違点です。
まだまだありそうですが、もうこれ以上詮索するのはやめときましょう。俺が辛い。
実銃再現度は、まあ70点といったところでしょうか。
やっぱりバレルとスライド長さが気になりまくりますね。
トレンチサイトやメタルチャンバー、スモールノッチなどはお見事でしょう。また金属パーツの出来はいいですね。
とりあえず鑑賞時はホールドオープンしないように。
ボロクソ書いちゃったエージェント君ですが、私はめっちゃ気にいってるっていうか今持ってる鉄砲の中では1番クラスに好きです。
どんくらい好きかと言うとボーナスで二丁目買ったくらいです。
大体の形はあってるし、これ以上の再現度求めるなら10万のprimeだかzekeのキット買えって話ですね。
4万でニューエージェントの形したおもちゃが手に入るなら大満足です。
ひとつだけ望めるなら、リーフカットないガンブラックバージョンを所望します。
マハトマでした。
Ps.交換ができるとこなのでおまけとしますが、グリップの違い。

木製でダブルダイヤモンドなのはいいんですが、実銃に標準で付属するのは艶ありの縁どりがあるタイプが正しいです。
まあ綺麗ですし高そうなんで違うのが良ければ交換って感じですかね。
いずれはクリムゾントレースグリップが欲しいものですね。
WAは実銃の3インチモデルはすべて3.5インチで作ってます。あとトリガーガードの上側のえぐれも実銃にはありません。